こんにちはマサです。
今回はROG G700(G700TF)・ゲーミングデスクトップPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
約58Lのフルタワー型ゲーミングデスクトップPCです。このページで扱うのはASUS Store限定モデルのRTX 5070構成(G700TF-7265KF605W)です。
CPUはCore Ultra 7 265KF、メモリ32GB、ストレージ1TB。電源は850W(80PLUS GOLD)で、CPUクーラーは240mmの簡易水冷です。
サイドパネルとフロントパネルはツールレスで外せます。メモリスロットは4本あり2本空いていて、上限は128GBです。
いっぽうで重量は約18.32kg。設置場所と搬入経路は先に確認しておきたいところです。
ROG G700(G700TF)の評価
※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| ゲーム性能 | CPU・グラフィックボードなど、ゲームの快適さに直結する性能 |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 拡張性 | メモリ・ストレージ・グラフィックボードを後から足せるか。電源容量とスロット数 |
| 静音性・冷却 | 冷却方式とファン構成。高負荷時にどれだけ静かでいられるか |
| デザイン・質感 | 外観、筐体の素材、仕上げ |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- RTX 5070とCore Ultra 7 265KFの組み合わせで、高いフレームレートを狙いたい方
- あとからメモリやストレージを足したい方(DIMMスロットは4本中2本が空き、上限128GBです)
- CPUを簡易水冷で冷やしたい方(240mmのAIOクーラーが付きます)
- ガラスサイドパネルとAura Syncの光り方を楽しみたい方
向かない人
- 設置場所が限られる方(幅240×奥行き509.2×高さ479.6mm、約18.32kgです)
- 持ち運びや模様替えが多い方(重量級のフルタワーです)
- ディスプレイやキーボードまで一式そろえたい方(本体のみの構成です)
- 最上位のGPUが要る方(この構成はRTX 5070です)
ROG G700(G700TF)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | デスクトップPC向けCPU272件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| グラフィックス | PassMark(G3D Mark) | デスクトップPC向けGPU143件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=6.0/16GB=7.5/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| 電源 | 電源ユニットの定格W数 | 500W=5.0/750W=7.5/1000W=10.0 |
| 冷却 | 冷却方式 | 空冷=6.0/簡易水冷=8.0/280mm以上の水冷=9.5 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
ASUS Storeで売られているRTX 5070の構成(Core Ultra 7 265KF・RTX 5070・32GB・1TB)で評価しています。据え置き機なので「ディスプレイ」と「バッテリー」の軸はありません。
CPUのCore Ultra 7 265KFはPassMark 58,461で、デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)の2.7倍です。
グラフィックスのRTX 5070は当サイトの比較表で28,659。デスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.9倍です。
電源の8.5は850Wの電源ユニットによるものです。グラフィックスカードを載せ替える余地という意味でも効いてきます。
冷却の8.0は240mmの簡易水冷(AIO)によるものです。当サイトの換算では280mm以上の水冷が9.5なので、そのひとつ下に当たります。
ゲーミングデスクトップPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、遊びたいゲームと設定によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | グラフィックボード | |
| 初級者 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 | 16GB | RTX 3050以上 RTX 5050以上 |
| 中級者 | Intel Core Ultra 5〜7 AMD Ryzen 5〜7 | 16GB〜32GB | RTX 5060以上 RTX 5060 Ti以上 |
| 上級者 | Intel Core Ultra 7〜9 AMD Ryzen 7〜9 | 32GB | RTX 5070以上 RTX 5070 Ti以上 |
| 超上級者 | Intel Core Ultra 9 AMD Ryzen 9 | 32GB以上 | RTX 5080以上 RTX 5090 |
この構成は表の上級者の行に当てはまります。Core Ultra 7・メモリ32GB・RTX 5070という組み合わせなので、重いタイトルも設定を詰めれば十分に動きます。超上級者の行を狙う場合は、同じG700のRTX 5080構成(Core Ultra 9 285K・64GB・2TB)が候補になります。
ROG G700(G700TF)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| 筐体 | フルタワー型ゲーミングデスクトップPC(約58L) |
| モデル番号 | G700TF-7265KF605W(ASUS Store限定) |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265KF(20コア20スレッド) |
| チップセット | インテル B860 |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5070 |
| メモリ | 32GB(DDR5-4800) DIMMスロット×4(空き×2)/最大128GB |
| ストレージ | SSD 1TB(PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
| 冷却 | 240mm AIO 液冷CPUクーラー Tri-Fanインテーク+背面通気孔+ラジエーター上部の2基 ダストフィルター付き |
| 入出力(前面) | マイクロホン・ジャック×1 ヘッドホン・ジャック×1 USB3.2 Gen1(Type-C/データ転送のみ)×1 USB3.2 Gen1(Type-A)×2 |
| 入出力(背面) | DisplayPort×3 USB3.2 Gen2(Type-C)×1 USB3.2 Gen2(Type-A)×1 USB3.2 Gen1(Type-A)×4 USB2.0×4 ライン入力×1、ライン出力×1、マイク入力×1 |
| ネットワーク | 有線LAN(2.5Gb)/Wi-Fi 6 (ASUSの製品ページの記載) |
| サウンド | ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 Dolby Atmos対応 |
| 電源 | 850W(80PLUS GOLD) |
| サイズ | 幅240.0×奥行き509.2×高さ479.6mm |
| 重量 | 約18.32kg |
| 主な付属品 | 製品保証書、無線LANアンテナ |
RTX 5070とCore Ultra 7 265KFの組み合わせ
| GPU | ビデオメモリ | PassMark(G3D Mark) |
| RTX 5070 | 12GB GDDR7 | 28,659 |
| RTX 5070 Ti | 16GB | 32,327 |
| RTX 5080 | 16GB | 35,628 |
この構成のグラフィックスはデスクトップ向けのGeForce RTX 5070です。当サイトの比較表では28,659で、デスクトップPC向けGPU143件の中央値(15,042)の1.9倍に当たります。
ノート向けのRTX 5070 Laptop GPU(19,118)とは別物で、同じ名前でも数値はかなり違います。据え置き機のGPUは電力と冷却に余裕があるぶん、素の性能がそのまま出ます。
ASUSは、RTX 5080とRTX 5070 Tiの構成にはASUS Primeのグラフィックスカードを使うと注記しています。この構成(RTX 5070)はROG製のカードです。
GPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUはCore Ultra 7 265KF
| CPU | コア数 | スレッド数 | クロック(最大) | TDP | PassMark |
| Core Ultra 7 265KF | 20コア | 20スレッド | 5.5GHz | 125W(最大250W) | 58,461 |
| Core Ultra 9 285K | 24コア | 24スレッド | 5.7GHz | 125W(最大250W) | 67,236 |
CPUはCore Ultra 7 265KF。20コア20スレッドで、最大5.5GHzまで上がります。末尾のFは内蔵グラフィックスを持たない型番で、映像出力はグラフィックスカード側から行います。
PassMarkは58,461で、デスクトップPC向けCPU272件の中央値(21,753)の2.7倍です。ゲームだけでなく、動画の書き出しのように全コアを使う作業でも効いてきます。
上の構成ではCore Ultra 9 285K(67,236)が選べます。チップセットはどちらもインテル B860です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
CPUクーラーは240mmの簡易水冷
冷却はCPUが240mmのAIO液冷クーラー、ケース側はTri-Fanインテークと背面の通気孔、ラジエーターに付く2基のファンで熱を上から逃がす構成です。吸気にはダストフィルターが付きます。
ASUSはケースファン4基ぶんとラジエーター用の追加マウントの余地があるとしています。あとからファンを足したい場合の余白がある、という意味です。
当サイトの換算では、簡易水冷が8.0、280mm以上の水冷が9.5です。240mmはそのあいだではなく簡易水冷の側なので8.0としています。
ツールレスで開けられる58Lのフルタワー
サイドパネルとフロントパネルは工具なしで外せます。清掃やストレージの追加、あとからのパーツ交換を前提にした作りです。
容量は約58Lで、トリプルスロットのグラフィックスカードが入ります。電源はフルサイズの850W(80PLUS GOLD)です。
メモリはDIMMスロットが4本あり、この構成では2本空いています。上限は128GBです。ASUSの製品ページではAEMP IIによる6000MHzへのオーバークロックにも触れています。
いっぽうで重量は約18.32kg。机の上よりも床置きを前提にしたサイズです。
端子はDisplayPort×3とUSB×13
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| DisplayPort(背面) | 3 |
| USB3.2 Gen2(Type-C・背面) | 1 |
| USB3.2 Gen2(Type-A・背面) | 1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A・背面) | 4 |
| USB2.0(Type-A・背面) | 4 |
| USB3.2 Gen1(Type-C・前面/データ転送のみ) | 1 |
| USB3.2 Gen1(Type-A・前面) | 2 |
| マイク入力/ライン入力/ライン出力(背面) | 各1 |
| マイクロホン・ジャック/ヘッドホン・ジャック(前面) | 各1 |
背面はDisplayPortが3つ、USBが10個。前面にもType-C(データ転送のみ)が1つとType-Aが2つあります。USBの合計は13個です。
ネットワークはASUSの製品ページで2.5Gの有線LANとWi-Fi 6に対応すると案内されています。音はDolby Atmosに対応します。
なお、マザーボード側の映像出力(オンボードのDisplayPort)は、CPUが265KFのため使えません。
ASUS Storeの構成は2つ
ASUS Storeに並んでいるG700TFの構成は以下の2つです。
| 構成 | CPU | グラフィックス | メモリ/ストレージ |
| G700TF-7265KF605W | Core Ultra 7 265KF | RTX 5070 | 32GB/1TB |
| G700TF-09285K219W | Core Ultra 9 285K | RTX 5080 | 64GB/2TB |
この記事で見ているのは上のRTX 5070構成です。もうひとつはCore Ultra 9 285K+RTX 5080で、メモリ64GB・ストレージ2TBになります。
名前が同じ「ROG G700」でも、AMD Ryzenを積むGM700は型番の違う別モデルです。ASUS Storeでは別のページで売られています。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はASUS公式サイトからご確認お願いします。
まとめ
ROG G700(G700TF)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- RTX 5070とCore Ultra 7 265KFで、重いタイトルも設定を詰めれば動く
- 240mmの簡易水冷と850W電源、ツールレスの58Lフルタワー
- DIMMスロットは4本中2本が空きで、上限128GB
約58Lのフルタワーに、Core Ultra 7 265KFとRTX 5070、850Wの電源と240mmの簡易水冷を載せたゲーミングデスクトップPCです。パネルがツールレスで開くので、掃除やパーツの追加がしやすい作りになっています。
注意したいのは大きさと重さです。幅240×奥行き509.2×高さ479.6mm、約18.32kgなので、置き場所と搬入経路は先に決めておいたほうが安心です。もっと性能が必要なら、同じG700TFのCore Ultra 9 285K+RTX 5080構成が候補になります。
今回の記事が少しでもデスクトップPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


コメント