こんにちはマサです。
今回はLenovo Chromebook m Gen 11(14型 MediaTek)・Chromebookのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ChromeOSを積む14型のChromebookで、価格を抑えた入門モデルです。
バッテリーは50Whrで約18.0時間。上位のChromebook Plus Gen 10(約17.0時間)より長く持ちます。
画面は14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶で、光沢なし。
ただしCPUはKompanio 540、メモリは8GB、ストレージはUFS 128GBと、構成は控えめです。
Lenovo Chromebook m Gen 11(14型 MediaTek)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- Web・動画視聴・文書作成しか使わない方
- 外で長く使う方(約18.0時間)
- 学習用に安く1台そろえたい方
- 光沢なしの画面が好みの方
向かない人
- Windowsのソフトを使う方(ChromeOSです)
- 処理性能を求める方(PassMarkは5,363です)
- ローカルにファイルを置く方(UFS 128GBです)
- タブをたくさん開く方(8GBです)
Lenovo Chromebook m Gen 11(14型 MediaTek)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 128GB=3.5/256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5 |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
直販で確認できた構成で評価したものです。
CPUの1.5はMediaTek Kompanio 540(5,363)によるもの。ノートPC向けCPU422件の中央値(14,685)を大きく下回ります。ただしChromeOSはWindowsより軽いので、同じ数値のWindows機と同じ体感にはなりません。それでもタブを多く開く使い方には向きません。
ストレージの3.5はUFS 128GBによるもの。当サイトの換算表は256GB=5.0から始まるため、この記事だけ128GB=3.5を足しています。
バッテリーの5.0は50Whrによるもの。容量は小さめですが、レノボは約18.0時間としています。この数値はJEITA測定法とは明記されていないため、ほかの機種の駆動時間とは単純に比べられません。
ディスプレイの6.0は14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。
メモリの5.0は8GB、携帯性の7.2は約1.36kgによるものです。
Chromebookのスペック目安
ChromebookはWindows機と前提が違い、ファイルをクラウドに置いて使うのが基本です。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| Web・動画視聴・文書作成が中心 | MediaTek Kompanio 500番台 | 8GB | 64GB以上 |
| 学習やオンライン授業が中心 | MediaTek Kompanio 800番台以上 | 8GB〜16GB | 128GB以上 |
| 画像編集やAndroidアプリも使う | MediaTek Kompanio Ultra Intel Core i3〜i5 | 16GB | 256GB以上 |
| Linux開発環境も動かす | Intel Core i5以上 | 16GB以上 | 256GB以上 |
この機種は表の上から1行目まで対応できます。Web・動画視聴・文書作成に用途を絞るなら使えますが、画像編集やAndroidアプリを多く入れる使い方には向きません。
Lenovo Chromebook m Gen 11(14型 MediaTek)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | ChromeOS |
| CPU | MediaTek Kompanio 540 プロセッサー(8コア・2.60GHz) |
| メモリ | LPDDR5x 8GB |
| ストレージ | UFS 128GB |
| グラフィックス | ARM Mali-G57 MC2 グラフィックス |
| ディスプレイ | 14.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)約1,677万色・16:10・光沢なし |
| カメラ | HD 720pカメラ(プライバシーシャッター付き) |
| 無線 | Wi-Fi 6E対応(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) |
| 本体寸法 | 約 319.2 × 223.3 × 19.9mm |
| 重量 | 約1.36kg |
| バッテリー | 固定式 3セル 50Whr 約18.0時間 |
| カラー | ルナグレー |
ChromeOSという前提
この機種はWindowsではなくChromeOSで動きます。ブラウザとWebアプリ、Androidアプリが中心で、Windows用のソフトはインストールできません。
OfficeもWeb版を使う形になります。会社や学校で使うソフトが決まっているなら、先に対応を確認してください。
そのかわり起動が速く、更新の手間も少なく、ウイルス対策ソフトを別に入れる必要もありません。
ファイルはGoogleドライブに置く前提なので、本体のストレージが128GBでも困りにくい設計です。
なお上位の「Chromebook Plus」はGoogleが定めた規格を満たすモデルに付く名前で、この機種は該当しません。AI機能の一部はPlus限定になります。
処理性能
CPUはMediaTek Kompanio 540の1種類だけです。8コア、2.60GHzという構成です。
PassMarkは5,363。ノートPC向けCPU422件の中央値(14,685)を大きく下回ります。
ChromeOSはWindowsより軽いので、数値ほどの差を体感するわけではありません。ブラウザで数タブ、動画視聴、文書作成という使い方なら動きます。
ただしタブを10も20も開く使い方や、Androidアプリを同時に動かす使い方には向きません。メモリも8GBなので、そこが先に詰まります。
同じ14型のChromebook Plus Gen 10と比べると、以下のようになります。
| 項目 | Chromebook m Gen 11(本機) | Chromebook Plus Gen 10 |
| CPU | Kompanio 540(5,363) | Kompanio Ultra 910(14,373) |
| NPU | 記載なし | 最大50TOPS |
| 画面 | 14.0型 WUXGA IPS液晶・光沢なし | 14.0型 WUXGA 有機EL・タッチ |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| ストレージ | UFS 128GB | UFS 256GB |
| 重量・バッテリー | 約1.36kg・50Whr(約18.0時間) | 約1.26kg・60Whr(約17.0時間) |
駆動時間だけがこちら、CPU・画面・メモリ・ストレージはPlusが上です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ
14.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶です。選択肢はこれだけになります。
光沢なしなので、映り込みが出にくいのは利点です。教室やオフィスの照明の下でも見やすくなります。
16:10なので、縦方向の表示量は16:9の画面より多くなります。Webページを読む用途に向く比率です。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がありません。タッチパネルにも対応しません。
上位のChromebook Plus Gen 10は有機ELでマルチタッチ対応なので、画面ではそちらが明確に上です。
バッテリーと携帯性

バッテリーは50Whrで、約18.0時間動きます。容量は小さめですが、省電力なCPUとの組み合わせで時間が伸びています。
重量は約1.36kg、厚みは19.9mmです。14型としては標準的で、持ち歩きも無理のない範囲です。
本体寸法は約319.2×223.3mmです。
授業や外出が一日続いても電源を探さずに済む水準なので、学習用に持ち歩く使い方には合います。
本体カラーはルナグレーです。
入出力端子
端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB Type-C(USB 5Gbps/USB PD・DP Alt Mode対応) | 1 |
| USB-A(USB 5Gbps) | 2 |
| 有線LAN(RJ-45) | 0 |
USB Type-Cは1つだけです。USB PDとDP Alt Modeに対応するので充電と映像出力はできますが、充電しながら外部モニターにつなぐ構成は組みにくくなります。
USB Type-Aが2つあるので、マウスやUSBメモリはそのまま挿せます。
有線LANの端子はありません。無線はWi-Fi 6Eに対応します。
メモリカードスロットの記載はレノボの日本語ページにありません。
メモリとストレージ

メモリは8GBのLPDDR5xです。ChromeOSとしては標準的ですが、多くはありません。
ストレージはUFSの128GBです。SSDではなくUFSという規格で、増設や交換はできません。
ChromeOSはファイルをGoogleドライブに置く前提なので、本体に大量のファイルを保存する設計ではありません。
とはいえ128GBはこのクラスでも少ないほうです。オフラインで使うファイルやAndroidアプリを入れると、早めに埋まる可能性があります。
カメラはHD 720pで、プライバシーシャッター付きです。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

Lenovo Chromebook m Gen 11(14型 MediaTek)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 50Whrで約18.0時間。Plus Gen 10より長い
- 14.0型 WUXGA IPS・光沢なし。タッチ非対応
- CPUはKompanio 540、メモリ8GB、UFS 128GB
学習用に安く1台そろえたい方に向いた機種です。約18.0時間という駆動時間と光沢なしの画面は、教室で使う前提ならよく合います。
弱いのは処理性能と容量です。PassMarkは5,363、メモリ8GB、ストレージ128GBなので、使い方を絞る前提になります。
余裕が欲しいなら、同じ14型のChromebook Plus Gen 10という選択肢があります。有機ELとNPU 50TOPS、16GB+256GBになります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



コメント