こんにちはマサです。
今回はThinkBook 16 Gen 8 Arrow Lake(16型 Intel)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkBookシリーズの16型で、Core Ultra 200シリーズ(Arrow Lake)を積む構成です。
16コアのCore Ultra 7 255Hまで選べて、CPUの数値は最新のGen 9(8コア8スレッド)を大きく上回ります。
16型なのでテンキー付きの107キーが載り、バッテリーは71Whrまで選べます。
ただしThunderbolt 4は1つ、無線はWi-Fi 6Eまでになります。
ThinkBook 16 Gen 8 Arrow Lake(16型 Intel)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 16型で処理性能を優先する方
- テンキーを使う方(107キー)
- メモリを後から増設したい方(2スロット)
- 端子の多さを重視する方(有線LAN・SDカードリーダー付き)
向かない人
- Thunderbolt 4を2つ使いたい方(1つです)
- Wi-Fi 7が必要な方(Wi-Fi 6Eまでです)
- 高解像度の画面が欲しい方(WUXGAのみです)
- 毎日持ち歩く方(約1.7kg〜です)
ThinkBook 16 Gen 8 Arrow Lake(16型 Intel)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
CPUの7.6は16コアのCore Ultra 7 255Hによるもの。最新のGen 9(6.1)を大きく上回ります。
バッテリーの7.1は71Whrによるもの。駆動時間は動画再生時で最大 約11.6時間とされています。
携帯性の5.5は約1.7kgによるもの。レノボが公開しているのは最小構成の重量だけなので、71Whrを選んだときの重量は分かりません。
ディスプレイの6.0は16.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶によるもの。
メモリの9.0は32GB、ストレージの8.5は1TBによるもの。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。16コアのCPUと32GBのメモリまで選べるので、開発や画像編集にも十分対応できます。
ThinkBook 16 Gen 8 Arrow Lake(16型 Intel)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255H(16コア) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225H(14コア) インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225U(12コア14スレッド) ※選択可能 |
| メモリ | DDR5 SODIMM 8GB/16GB 最大32GB ※スロット数2 |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | CPU内蔵(インテル Arc グラフィックス/インテル グラフィックス) ※CPUにより異なります |
| ディスプレイ | 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応(10点) 16.0型 WUXGA IPS液晶(1920×1200) ※選択可能。いずれも光沢なし |
| キーボード | 6列107キー JIS配列(テンキー・Copilotキー付き) マルチタッチパッド、バックライト・キーボード ※選択可能 |
| カメラ | FHD 1080p+IR ハイブリッド/FHD 1080p いずれもプライバシーシャッター付き ※選択可能 |
| カードスロット | 4-in-1メディアカードリーダー(SD/SDHC/SDXC/MMC) |
| 無線 | Wi-Fi 6E/Wi-Fi 6 ※選択可能 Bluetooth 5.3 WWANには対応しません |
| 本体寸法 | 約 356 × 253.5 × 17.5mm |
| 重量 | 約1.7kg〜 |
| バッテリー | 固定式 4セル 71Whr/固定式 3セル 45Whr ※選択可能 動画再生時 最大 約11.6時間・アイドル時 最大 約23.5時間(JEITA 3.0) |
| カラー | アークティックグレー |
処理性能
CPUはCore Ultra 200シリーズから3種類です。HシリーズとUシリーズが混ざっています。
| CPU | コア/スレッド | PassMark | 内蔵グラフィックス |
| インテル Core Ultra 7 255H | 16コア16スレッド | 30,748 | インテル Arc グラフィックス |
| インテル Core Ultra 5 225H | 14コア14スレッド | 28,023 | インテル グラフィックス |
| インテル Core Ultra 5 225U | 12コア14スレッド | 17,682 | インテル グラフィックス |
HシリーズとUシリーズでは数値が7割ほど違います。処理性能を求めるならHシリーズ一択になります。
グラフィックスも最上位の255HだけインテルArc グラフィックスで、残りはインテル グラフィックスになります。
最新のGen 9と比べると、以下のようになります。
| 項目 | ThinkBook 16 Gen 8 Arrow Lake(本機) | ThinkBook 16 Gen 9 Intel |
| CPU | Core Ultra 200シリーズ(3種類) | Core Ultra シリーズ3(3種類) |
| 最上位CPU | Core Ultra 7 255H(16コア・30,748) | Core Ultra 7 355(8コア8スレッド・20,173) |
| Thunderbolt 4 | 1 | 2 |
| 無線 | Wi-Fi 6E + BT 5.3 | Wi-Fi 7/6 + BT 6.0 |
| バッテリー | 71Whr/45Whr | 71Whr/48Whr |
| 駆動時間 | 動画再生 最大 約11.6時間 | 動画再生 最大 約14.4時間 |
CPUの数値ではこちらが大きく上回ります。Gen 9が勝るのはThunderbolt 4の数、無線の規格、駆動時間です。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

16.0型 WUXGA(1920×1200)のIPS液晶が2種類です。マルチタッチ対応の有無だけが違います。
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応(10点)
- WUXGA IPS液晶(1920×1200)
16型でも解像度はWUXGAのままです。14型と同じドット数を大きい画面に広げる形なので、細かさでは14型に劣ります。そのかわり文字は大きく見えます。
色域と輝度はレノボ公式の仕様に記載がないため、色を厳密に見る仕事には向かないと考えたほうが安全です。
いずれも光沢なしです。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| USB4(Thunderbolt 4対応) | 1 |
| USB Type-C(USB 3.2 Gen2) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1・Powered USB) | 1 |
| USB-A(USB 3.2 Gen1) | 1 |
| HDMI | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | 1 |
| 4-in-1メディアカードリーダー | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
USB Type-Cは2つありますが、Thunderbolt 4に対応するのは片方だけです。もう片方はUSB 3.2 Gen2(10Gbps)になります。
有線LANと4-in-1メディアカードリーダーを本体に備えます。SD/SDHC/SDXC/MMCに対応します。
USB Type-Aは2つ。片方はPowered USBです。
WWANには対応しません。
メモリと拡張性

メモリはDDR5のSODIMMで、スロットが2つあります。8GBと16GBから選べます。
上限は32GBです。オンボードではないので、後から増設・交換できます。
ストレージは256GBから1TBまでです。
底面カバーを外して手を入れられる構造で、16型なので内部にも余裕があります。
バッテリーと携帯性

重量は約1.7kgからです。16コアのHシリーズを積める16型としては標準的なところです。
バッテリーは71Whrと45Whrから選べます。71Whrを選ぶと動画再生時で最大 約11.6時間、アイドル時で最大 約23.5時間(JEITA 3.0)です。
最新のGen 9は同じ71Whrで動画再生 約14.4時間なので、駆動時間ではGen 9が上回ります。消費電力の大きいHシリーズを積むぶんの差です。
レノボが公開しているのは最小構成の重量だけなので、71Whrを選んだときに何kgになるかは分かりません。
本体の厚みは17.5mmです。
キーボードと筐体

6列107キーのJIS配列で、テンキーが付きます。数字をよく打つ仕事ならここが大きな差になります。Copilotキーも付きます。
バックライトはカスタマイズで選ぶ形です。ポインティングデバイスはマルチタッチパッドです。指紋センサーも選択できます。
カメラはFHD 1080p+IR ハイブリッドとFHD 1080pから選べます。いずれもプライバシーシャッター付きです。
オーディオはDolby Audioに対応します。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロット(2.5×6mm)に対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkBook 16 Gen 8 Arrow Lake(16型 Intel)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 16コアのCore Ultra 7 255Hまで。最新のGen 9より上の数値
- 16型で107キー(テンキー付き)。71Whrも選べる
- Thunderbolt 4は1つ、無線はWi-Fi 6Eまで
16型で処理性能を優先しつつ、テンキーと端子も妥協したくない方に向いた機種です。16コアを積んで有線LANとSDカードリーダーまで付きます。
弱いのは端子の規格と無線、そして駆動時間です。Thunderbolt 4は1つ、Wi-Fiは6Eまで、動画再生は最大 約11.6時間になります。
新しい規格と駆動時間を取るなら、ThinkBook 16 Gen 9(16型 Intel)という選択肢があります。ただしCPUは8コア8スレッドになります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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