こんにちはマサです。
今回はThinkPad T14s Gen 7(14型 AMD)・ビジネス向けノートPCのレビューをしていきます。
結論からお伝えすると、
ThinkPad T14s Gen 7のAMD版です。Intel版と筐体を共有しています。
重量は約1.09kgで、Intel版(約1.07kg)とほぼ同じ。14型としてはかなり軽い部類です。
特筆すべきはディスプレイで、2.8K有機ELは120Hz・HDR 1000 True Black・DCI-P3 100%という仕様です。
CPUはRyzen AI 400シリーズで、NPUを内蔵しCopilot+ PCに対応します。
ThinkPad T14s Gen 7(14型 AMD)の評価

※評価はmasalog運営者の主観です
各項目は1.0〜5.0で評価しています。
| 点数 | 意味 |
| 5.0 | このクラスで最高水準 |
| 4.0 | 十分に満足できる |
| 3.0 | 標準的。価格なりで不足はない |
| 2.0 | 用途によっては足りない |
| 1.0 | おすすめしない |
5項目の内容は以下のとおりです。
| 項目 | 見ているもの |
| 処理性能 | CPU・メモリ・ストレージ。事務作業や開発、Web会議の快適さ |
| コスパ | 絶対的な価格の安さではなく、同じ性能帯の相場と比べて価格が妥当かどうか |
| 携帯性 | 重量・本体サイズ・バッテリー容量 |
| 入力・画面 | キーボードの打ちやすさ、ポインティングデバイス、ディスプレイの見やすさ |
| デザイン・堅牢性 | 外観、筐体の素材、堅牢性試験への対応 |
総合点は5項目の平均ではなく、「この製品を人に薦められるか」という視点で別途付けています。
向いている人
- 14型で1.1kg前後の機種が欲しい方
- 映像や写真を扱う方(DCI-P3 100%の有機EL)
- 価格を抑えつつ画面にこだわりたい方
- Thunderbolt 4を2基使いたい方
向かない人
- CPUの処理性能を最優先する方
- メモリを後から増設したい方(オンボードです)
- 有線LANポートが必要な方
- CPUの選択肢が多いほうがいい方
ThinkPad T14s Gen 7(14型 AMD)のスペック評価
各パーツの性能をレーダーチャートにしました。評価の付け方は下のトグルからご確認いただけます。
各項目は10点満点です。主観で付けるのではなく、当サイトのベンチマーク比較表の数値をもとに算出しています。
| 項目 | 基準にしている数値 | 換算のしかた |
| CPU | PassMark(CPU Mark) | ノートPC向けCPU422件の最高値で10.0、中央値で5.0 |
| メモリ | 容量 | 8GB=5.0/16GB=7.0/32GB=9.0/64GB=10.0 |
| ストレージ | 容量と規格 | 256GB=5.0/512GB=7.0/1TB=8.5/2TB=10.0(Gen5は+0.5) |
| ディスプレイ | 解像度・パネル・リフレッシュレート | フルHD/60Hz=5.0を基準に、解像度とHz、有機ELを加点 |
| バッテリー | バッテリー容量(Whr) | 50Whr=5.0/80Whr=8.0/100Whr=10.0 |
| 携帯性 | 本体の重量 | 0.8kg=10.0/1.2kg=8.0/1.6kg=6.0/2.0kg=4.0 |
CPUとグラフィックスは、以下の比較表の数値をそのまま使っています。
カスタマイズで選べる最上位の構成で評価したものです。
ディスプレイの9.5は2.8K有機ELによるもの。120Hz・HDR 1000 True Black・DCI-P3 100%と、仕様が一段上です。
CPUの6.9は8コアのRyzen AI 7 PRO 450によるもの。16コアまで選べるIntel版(8.0)には届きません。
バッテリーの5.8は58Whrによるものです。Intel版と同じ容量です。
ビジネスノートPCのスペック目安
どのくらいのスペックが必要かは、使い方によって変わります。目安は以下のとおりです。
| CPU | メモリ | ストレージ | |
| 文書作成・Web会議が中心 | Intel Core Ultra 5 | 16GB | 256GB以上 |
| 表計算や資料作成が多い | Intel Core Ultra 5〜7 | 16GB〜32GB | 512GB以上 |
| 開発・画像編集もする | Intel Core Ultra 7 | 32GB | 1TB以上 |
| 動画編集や大きなデータを扱う | Intel Core Ultra 7〜9 Intel Core Ultra X7〜X9 | 32GB〜64GB | 1TB以上 |
この機種は表の上から3行目まで対応できます。CPUは最大8コアですが、メモリ64GB・SSD 2TBまで選べるので、作業の幅は広めです。
ThinkPad T14s Gen 7(14型 AMD)のスペック
主なスペックは以下のとおりです。購入時に選択できる項目には「※選択可能」と記載しています。
| 項目 | 内容 |
| OS | Windows 11 Pro 64bit ほか ※選択可能 |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 PRO 450/AI 7 445 AMD Ryzen AI 5 PRO 440/AI 5 430 ※選択可能 |
| メモリ | 16GB/24GB/32GB/64GB(オンボード) 最大64GB ※増設できません |
| ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD ※選択可能 |
| グラフィックス | APU内蔵(AMD Radeon 860M/840M) |
| ディスプレイ | 14型 2.8K 有機EL(2880×1800)120Hz/HDR 1000 True Black/DCI-P3 100%/500nit 14型 WUXGA IPS液晶(1920×1200)マルチタッチ対応/sRGB 100%/500nit/60Hz(省電力・Privacy Guard など) ※選択可能 |
| キーボード | 6列89キー JIS配列 TrackPoint + 3ボタンクリックパッド、バックライト付き |
| カメラ | 5MP+IR/5MP いずれもプライバシーシャッター付き |
| 無線 | Wi-Fi 7 + Bluetooth 5.4 WWAN(4G LTE/5G Sub6)に対応 ※選択可能 |
| 本体寸法 | 約 313 × 219.4 × 10.7〜18.56mm |
| 重量 | 約1.09kg〜 |
| バッテリー | 58Whr |
| カラー | ブラック |
処理性能
CPUはRyzen AI 400シリーズから4種類。最上位のAI 7 PRO 450が8コア16スレッドです。
同じT14s Gen 7のIntel版と比べると、以下のようになります。
| 項目 | T14s Gen 7 AMD(本機) | T14s Gen 7 Intel |
| CPU | Ryzen AI 400シリーズ(最大8コア) | Core Ultra シリーズ3(最大16コア) |
| メモリ上限 | 64GB(オンボード) | 64GB(オンボード) |
| 有機EL | 2.8K 120Hz/HDR 1000 | 2.8K |
| Thunderbolt 4 | 2基 | 3基 |
| 重量 | 約1.09kg〜 | 約1.07kg〜 |
| Bluetooth | 5.4 | 6.0 |
CPUのコア数ではIntel版が上ですが、ディスプレイの仕様では本機が上回ります。どちらを取るかという関係です。
内蔵グラフィックスはRadeon 860Mまたは840Mです。
CPUの具体的な数値は、当サイトの比較表でご確認いただけます。
ディスプレイ

14型で4種類から選べます。注目は2.8Kの有機ELです。
- 2.8K 有機EL(2880×1800)120Hz/HDR 1000 True Black/DCI-P3 100%/500nit
- WUXGA IPS液晶 マルチタッチ対応・sRGB 100%・500nit・省電力
- WUXGA IPS液晶 マルチタッチ対応・Think Privacy Guard
- WUXGA IPS液晶 45%NTSC・400nit
有機ELは120Hz駆動でDCI-P3を100%カバーします。ビジネス機の画面としては上位の部類です。
いちばん下の構成は45%NTSC・400nitと色域が狭いので、画面を重視するなら上の2つから選ぶことになります。
キーボードと入力

6列89キーのJIS配列で、TrackPointと3ボタンクリックパッドを備えます。
バックライトは標準で付きます。Copilotキーも含まれます。
キーボードの構成はIntel版と共通です。
バッテリーと携帯性

重量は約1.09kgから。Intel版との差は20g程度で、持ち比べて分かる差ではありません。
バッテリーは58Whr。容量はIntel版と同じです。
レノボは本機のJEITA 3.0による駆動時間を公表していません。この記事でも時間は書いていません。
WWANは4G LTEと5G Sub6に対応します。
入出力端子

端子の構成は以下のとおりです。
| 端子 | 数 |
| Thunderbolt 4(USB4/USB PD/DP Alt Mode) | 2 |
| USB 5Gbps Type-C(USB PD/DP Alt Mode) | 1 |
| USB 5Gbps Type-A(Always On) | 1 |
| HDMI | 1 |
| マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック | 1 |
| 有線LAN(RJ-45) | なし |
Type-Cが3つあり、うち2つがThunderbolt 4です。残り1つはUSB 5GbpsですがUSB PDとDP Alt Modeに対応します。
USB Type-AとHDMIも1つずつあるので、変換アダプターなしで済む場面が多くなります。
有線LANポートはありません。Intel版と同じ割り切りです。
筐体と堅牢性

MIL-STD-810H規格に沿った試験を通しています。筐体はIntel版と共通です。
メモリはオンボードで増設できません。長く使う前提なら、購入時に容量を決めておく必要があります。
セキュリティはTPM 2.0、各種パスワード、ケーブルロックスロットに対応します。
レビューは以上です。
詳細について気になる方はレノボ公式サイトからご確認お願いします。
まとめ

ThinkPad T14s Gen 7(14型 AMD)のレビューをしました。
この機種の特徴は大きく分けて3つです。
- 約1.09kgの14型。Intel版とほぼ同じ軽さ
- 2.8K有機ELは120Hz・HDR 1000・DCI-P3 100%
- CPUは最大8コア。メモリはオンボードで増設不可
画面の仕様がこの機種のいちばんの売りです。2.8K・120Hz・DCI-P3 100%の有機ELを約1.09kgの本体で持ち運べます。
CPUは8コアが上限なので、重い処理をする方には向きません。画面と軽さを優先する構成だと割り切るのが正しいと思います。
処理性能を取るなら、16コアまで選べるIntel版のThinkPad T14s Gen 7という選択肢があります。Thunderbolt 4も1基多くなります。
今回の記事が少しでもノートPC選びの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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